留学先

ジャンムーランリヨン第三大学
フランス

交換留学

大切なのは人種や立場を超えて、個と向き合うこと

リヨンから少し離れたところにある友人の地元を紹介してもらいました。ヴィエンヌというその街はローマ時代の遺跡が多く残る街で、その時代の神殿が今でも残っていました。友人のおじいさんが神父さんだったので、彼女もキリスト教に詳しく、教会の像や建物の説明など、とても詳しく教えてもらいました。
リヨンから少し離れたところにある友人の地元を紹介してもらいました。ヴィエンヌというその街はローマ時代の遺跡が多く残る街で、その時代の神殿が今でも残っていました。友人のおじいさんが神父さんだったので、彼女もキリスト教に詳しく、教会の像や建物の説明など、とても詳しく教えてもらいました。

リヨンは首都パリに次ぐフランス第2の都市で歴史のある街です。そのため言語だけでなくその土地に根付く文化や伝統も学べることが多いと思い、リヨンのジャンムーランリヨン第三大学を留学先として選びました。
留学の目的は言葉と文化を学び自分の世界を広げること。日本では出会えない人に出会い、できるだけ多くのことを吸収し、多角的な視点を持てるようになりたいと思っていました。
留学は新しい発見の毎日で、持ち前の好奇心と行動力で十二分に楽しんでいた反面、自力ではどうすることもできない変化を痛感したことがあります。それは、自分が「外国人」になったということ。いくらその国の言語で話しても相手にされなかったりして、とても落ち込んだことがありました。そんなとき救ってくれたのが現地の友人です。彼女は私を「外国人」「日本人」「留学生」といった括りではなく、「一人の人」として接してくれました。困っていたら助けてくれる、迷っていたら意見をくれる、人として当たり前のことが、誰にでもできる人でした。その経験から私も、相手を何かで括ることなく、一人の人として向き合おうと意識するようになりました。
また、現地でできた友人が、寮で一人暮らしをしている私をクリスマスディナーに招待してくれました。フランスはカトリック教徒が多く、クリスマスの夜は家族で過ごす習慣があります。当日は両親も妹さんも私のことを温かく受け入れてくれ、一緒に食卓を囲み、クリスマス用の特別な夕食を頂きました。また、以前に彼女と交わした会話で、私がキッシュが好きと言ったことを覚えていて、手作りのキッシュを用意してくれていました。心温まる彼女のおもてなしがとても嬉しく、今でも心に残っています。
留学は楽しいことだけではなく、時には辛いこともあります。ですが、経験の数だけ人は強くなれるし、辛いことがあった分だけ人に優しくなれると思います。これから留学する皆さんの留学生活が、充実した素晴らしいものになることを祈っています。

文学部 外国語コミュニケーション学科 4年佐藤 あずさ さん

Profile

大学2年生の夏にフランスの南部にあるトゥールーズという街で、約1か月の海外研修に参加しました。日を重ねるごとに、初日はほとんど理解できなかったホストマザーの早口なフランス語が聞き取れるようになり、フランス人にフランス語で話すことにもどんどん抵抗がなくなっていき、会話ができる楽しさを実感しました。しかし、1か月という限られた時間の中では、まだまだ言いたいことが完全には伝えられないもどかしさがあり、しっかりと準備をした上で長期の留学をしたいと思うようになりました。

紹介します!私の宝物

  • リヨンは日本の都会のように高い建物があまりなく、どこを歩いていても空が広く感じました。時間があるとこの川沿いをよく散歩していました。
    リヨンは日本の都会のように高い建物があまりなく、どこを歩いていても空が広く感じました。時間があるとこの川沿いをよく散歩していました。
  • 川辺の芝生で友人の誕生日パーティーをしました。お菓子やお酒を持ち寄り、フランス語でHappy Birthdayを歌い、ケーキを食べ、フランス流の誕生日会を体験できた貴重な機会でした!
    川辺の芝生で友人の誕生日パーティーをしました。お菓子やお酒を持ち寄り、フランス語でHappy Birthdayを歌い、ケーキを食べ、フランス流の誕生日会を体験できた貴重な機会でした!
  • クリスマスに友人が自宅でのディナーに招待してくれました。食卓にはろうそくを灯し、親族が集まって、チキンの丸焼きやグラタン、牡蠣などたくさんのご馳走を頂きました。
    クリスマスに友人が自宅でのディナーに招待してくれました。食卓にはろうそくを灯し、親族が集まって、チキンの丸焼きやグラタン、牡蠣などたくさんのご馳走を頂きました。
  • 現地で日本語を学ぶ学生と、日本からの留学生の交流ピクニックに参加しました。一緒にお昼を食べ、そのあとは公園全体を使って謎解きゲームをしたり、体を動かしたり、フランス語と日本語を使いながら楽しく学べる機会になりました。
    現地で日本語を学ぶ学生と、日本からの留学生の交流ピクニックに参加しました。一緒にお昼を食べ、そのあとは公園全体を使って謎解きゲームをしたり、体を動かしたり、フランス語と日本語を使いながら楽しく学べる機会になりました。
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